
2022年8月26日
やすり掛けについて(その1)
やすり掛けを行うときに便利なグッズを紹介します。
【耐水ペーパー】 一般的に紙やすりを使うのが一番お手軽かと思います。やすりの粗さにより番号が決まってきます。 番号が小さいほうが目の粗いやすりとなります。
私はパテ盛りした後は#400→#800→#1000くらいの順番でやすりをかけています。紙やすりはシートで買ったほうが安いのですが、小さく切ってあるものが使いやすいです。 耐水ペーパーは水をつけてやすりをかけるものです。削りくずが飛び散ることなくきれいにやすることができます。(いわゆる紙やすりは、水につけてこすると台紙がふやけてばらばらになってしまいます。)水を使ってやすった方が、削りカスが飛び散らなくて良いです。
【カンナ】 パテ盛りではどうにもならない段差が発生することがあります。特に古いプラモデルに関しては合わせ目自体が段差を引き起こします。この場合は耐水ペーパではどうにもならず、パテ埋めしても斜めになってしまい、面が出てきません。


左の画像を見てもらうとパテが波打っているのがわかります。左の画像が元画像で右がコメント入り画像となります。パーツの段差が激しいので下側の部分はパテ埋めしても接着面を境にパーツ間の高さが違うためにパテ部分が大きくなっています。真ん中部分のパーツが下がっているので両端が白いプラスティックとなり、真ん中部分がパテ盛り部分となります。 最近のプラモデルは、精度が高いので、流し込み接着剤を入れて「ムギュ」とやると接着剤がはみ出てパーツ接合面が埋まるのですが、古いプラモデルはそもそもパーツの高さが違うので「ムギュ」がうまくいきません。 このあたりが古いプラモデルの手間のかかる部分かと思います。 私は ・ヘミアイピィディー 「ぷら用カンナ」 ・シモムラアレック 精密多機能面取りツール 「LAGIA2(ラギア2)」 を使って平面を出しています。 いずれの道具も表面を削り取る感じで使用できます。
ぷらカンナ はしっかり握って力が入るので広い面を削るのに適しています。ぷらカンナ→#800耐水ペーパー 位の感じで仕上げができます。ラギア2は細かい部分の面を平にするのに適しています。360度すべてが刃になっているので、丸いところとか、細いところには非常に適しています。すべてを耐水ペーパーから削りだすことを考えると、作業効率がかなりアップします。 今回はこのあたりで、終わりにします。